感想
改善を目的とする仕事をする人におすすめ。今の業務はまさに検証の繰り返しなので仮説思考は必須。 「仮説から始めれば作業量は激減する!」激減まじかよ!と思ったけど思ったより既に普段から意識していたことも多くあった。しかし意識しているとは言え、しっかり実践できているということではないので、改めて仮説を持って業務に挑もうと思う。「網羅思考」の章を読み、まさに時々そのような行動を取ってしまっているということを痛感。加えて「両極端に振って考える」が苦手である。何度も実際に実践してみないと間違った仮説に突き進んでしまいそうなので普段から『何故を繰り返す』という癖を付けていきたい。
以下、自分用要約まとめ。
まず、仮説ありき
- 「直感の七割は正しい」
情報は集めるよりも捨てるのが大事
情報が多すぎると意思決定は遅くなる
- 情報洪水に溺れなくなること
網羅思考は非効率、実行案思考のアプローチで前に進もう
- 最初の段階ではストーリーの全体像が見えない
- 網羅思考とは、すべてを理解しないと前に進めない人がやりがちなやり方
- 同時にあれこれ手をつけるよりも、ここだけは直さなくては、という一点に集中してそこを手直し
大きなストーリーを描けるようになる
わずかな情報から全体像を考える
- やってだめなら、他のやり方を試せば良いという発想
- ある程度めどが立った段階であとは実施して検証した方が早いという考え方
人を動かすのに必要な大局観
人を動かすにも効果的
- 全体像を見渡すと、その後の作業が明確になり、仕事のスピードは格段に速くなる
仮説と立てるための頭の使い方
反対側から見る
- 顧客・消費者の視点をもつ
- 現場の視点で考える
- 競争相手の視点で考える
両極端に振って考える
- 逆サイドにあえて思考を振ることで扱ってるサービスがなぜ支持されているかが浮かび上がってくる
ディスカッションによる検証
- 自分一人では限界もあり悪いサイクルに入っても気づかない
- その道のベテランを交えてディスカッションすることで考えが進化したり勘違いや思い込みを排除できる
- 思い切った発想が必要なときは逆にその分野では門外漢だが幅広い教養をもった人や、素人の方がアイディアが出てくる
上手なディスカッションを実施するコツ
- 必ず仮説を立てて行く
- 仮説を否定せず進化を目指す
- 議論は負けるが勝ち
- メンバーはバラエティ豊かに