感想
ビジネスマンもデザイン思考で問題解決してこうぜ!的。デザイナーの人が読むというより、普段あまりこういう考え方で問題解決をしない人向け。デザイン業の人は改めてデザイン思考の必要性と確認の意味で読むと良いです。半分以降はビジネスマン向けの要素つよめ。 フレームワークやプロトタイピングについては実践したことがない人にもわかりやすくまとめてある。改めて確認できたのがよかった。知っているだけでなく、ちゃんと使いこなせるようにならないといけないなー
以下、自分用要約まとめ。
デザイナーから学ぶハイブリッド知的生産性
- 左脳と右脳の両方を活用したハイブリッドな思考
- 左脳の論理の力と、右脳のイメージの力を両方バランス良く使いながら自分ならではのユニークな切り口を出す
ビジュアルを集め、ビジュアルで考える
- ユーザーリサーチを行うときに観察対象にエクストリームユーザーと呼ばれる極端な好みを持ったユーザーをあえて選ぶ
ジャンプ:発想を飛躍させる
矯正発想マトリックスを使った発想
- 一見違う要素を無理矢理結びつけて発想を生む新結合による発想法「シンセシス」
- かけ算で何か新しい者が考えられないか?
全く違うものに共通点を見つけるアナロジー思考
- 地球温暖化は動物が高熱にかかるようなものだという例
- 全然違いそうだけど似ているものってなんだろう?
- 小学生でもわかるように説明しようとしたら何に例えたらいい?
ルールの前提を壊すことで新たなアイディアを生む
- 今までの常識はなにか?今までの常識を壊す新たな軸はなにか?
アウトプット:シンプルに感情に訴えかける体験デザインを行う
凝縮フォーマット
- アイディアを凝縮してシンプルなものにするため1枚のポスターやネーミング、キャッチコピーなどのフォーマットを利用する
- どのようなフォーマットで表現したら自分たちのアイディアを凝縮することができるか?
ストーリーテリング
- 「英雄の旅」と呼ばれるフレームワーク
- 言いたいことを伝える為に、どんなエピソードや物語を語ったらインパクトが出るか?
体験デザイン
- パワポ以外ではどんなフォーマット、やり方で伝えたらいいか?
作り手魂の学校
議論するのではなく手を動かして考える
プロトタイピングメソッド
- ビジュアルスケッチによる、スケッチプロトタイピング
- 有り合わせの素材を集めた、フランケンプロトタイピング
- イメージの素材を集めた、コラージュプロトタイピング
- サービスのユーザーの使用シーンをプロトタイプする、シナリオプロトタイピング
- フォームコアという固い紙を使った、スケッチモデルプロトタイピング
プロトタイプに使えるツール
アイディアスケッチ
- ポストイットにポンチ絵にしてアイディアを描いていく
デッサン
- 具体的な商品やサービスのイメージをきれいにかいてみる
ユーザーシナリオ
- ユーザーの使用イメージを入れていく
- 通常は4コマ漫画を用いて起承転結で表現
フランケンプロトタイプ
- 商品の形状をありものの素材の組み合わせで表現
ロールプレイ
- 作ったユーザーシナリオとフランケンプロトタイプを使って実際にその商品やサービスが使われている日常の1シーンを演じてみる
コラージュによるムードボード
- ユーザーが感じる気持ちを写真であらわす
ビジネスモデルキャンバス
- ビジネスモデルとして回るかどうかの検証
# ### 課題特定のための初期リサーチ - トレンド分析 - 歴史分析
リサーチ(フィールドワーク)
- 訪問観察調査
- オンラインインタビュー
チームみんなで分析
- Co-analysis
- デブリーフィング
インサイトの統合と課題の再定義
- フレームワーク作り
- デザイン課題特定
- ポンチ絵による解決アイディアのブレーンストーミング
解決策のプロトタイプコミュニケーション
- プレゼン+ワークショップ
- 様々なプロトタイピングのツール
統合作業で使えるメソッドやフレームワーク
KJ法
- ポストイットに学びをタグ付けし、似た学びをまとめて新たな名前をつけ、繋ぎ合わせて新しい物語をつくる
- リサーチに参加していない人が読んでも情景が想像できるようにする
- 一見違う事象でも似ているものを見つけて共通点に題名をつける
ペルソナ
- 秋野つゆ
- リサーチの結果から見えて来た数人の典型的な人物像を描く
カスタマージャーニーマップ
- ユーザーが最初に興味を持ってからサービスを体験し、体験終了後までの一連の行動を記述していく
統合プロセスのモード
- 今までステレオタイプ化されてきた日常を自分なりのユニークな視点で切り取って編集する